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説明;3つのスタッド溶接方式
スタッド溶接のグローバルスタンダード(世界標準)
シートメタルの加工組立でスタッド溶接は、広く板金業界で使われておりますが、最近 ISOー9001/2などの品質管理面で問題があるとして一部他の工法に置き換えられ るケースが出てきています。
これは、、日本のスタッド溶接技術がアメリカやヨーロ ッパで広く使われているグローバルスタンダードの技術とかなりかけはなれていること も原因の一つです。
今回当社が販売を開始したドイツSOYER(ソイヤー)社のスタッド溶接機は、 いわゆるグローバルスタンダードの技術です。 その特徴をご紹介します。
スタッド溶接には、3つの溶接方法があり、 それぞれ異なった機械で、異なった特徴があります。
CD方式によるスタッド溶接技術
* 0.001秒から0.003秒の極短時間で溶接される為、薄い母材の裏面に痕を残さない。
* 対象は薄板専用、表面はクリーンでなければならない。
亜鉛引き鉄板、黒皮、錆びの他、汚れがある場合には不可
* 鋼板、ステンレス、アルミ、真鍮に適用可。
* M3からM10までに適用。(アルミ、真鍮はM8まで)
0.001秒という短い時間で溶接を行う為、接合部に薄いナゲットを生成する事が可能
溶接された板の裏面は、痕が残りません。
ショートサイクル方式によるスタッド溶接技術
* 0.01秒台で溶接されるアーク溶接の1種。
* CDより溶融深さが深く、強力で、亜鉛引き鋼板、黒皮の熱延鋼板、
錆びた母材、型鋼、ステンレス に適用出来る。
* M3からM16までのスタッドが使える。
* 板厚の6〜8倍の径のスタッドの溶接が可能。例えば 1.6mmの鋼板に M12のスタッド)
* 熱量が大きいため薄板の裏面に焼け斑が出る。
* 径の大きいスタッドの溶接には不活性ガスを使う。
* 日本ではこれまで自動車産業以外全く使われていなかった。
0.01秒台の溶接によって、大きなナゲットを生成する事ができます。
厚い板でも深く溶け込ませる事が出来ます。
アーク方式によるスタッド溶接技術
* M6からM25のスタッドを0.01〜1秒で溶接する。
* 通常セラミックのフェルールを使用して溶融プールを作る。
* 主として建設業界で使用されている。
フェルールを使用する事によって外気からの遮断を行いより安定した深いナゲットを生成できます。
まとめ
日本のスタッド溶接では、溶接条件を細かく管理する事によってナゲット(溶け込み部分)のサイズ などを操作するといった事は、大まかにしか行われていませんでした。0.001秒レベルの通電時間だと 正確に接合する事が条件管理面で困難だったという事もありました。しかし、SOYERのスタッド溶接機 では、コンピュータを使って正確な管理が可能であり、条件を満たさない溶接が行われた場合は、アラ ームでそれを知る事が出来ます。
また、長時間通電する場合は、外気との遮断も重要な問題であり、従来の被覆アーク溶接の被覆材の 必要性と全く同じ事なのです。そのために、通電時間の短いCD方式や、ショートサイクル方式では 被覆は必要とはしませんが、アーク方式のようにより大きなナゲットを必要とする場合には、フェ ルールやガスを使った被覆が必要となるわけです。
これらの技術によって、スタッド溶接の適用範囲は大幅に広がります。そうすれば、あなたの工場で 受注できる加工のバリエーションも広がるのではないでしょうか?
板の裏面に影響を与えない → CD方式
板厚の6〜8倍のスタッドの接合できる → ショートサイクル方式
M6からM25のスタッドを接合できる → アーク方式
世界のスタッド溶接では、上記がグローバルスタンダードです。
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